３０の法則
創作する人を応援します

ゲームの不正行為に対する対策って難しいですよね。
マクロを組むこと自体、よほど頭の要領が悪くない限り
今や誰にでも容易に行えてしまいますからね。
逆に、運営がユーザーの不正を暴くことは容易ではありません。
何かしらの確実で強固な対応策というものが現実に存在するならば
スタッフの負担や心労も緩和されて円満な運営が可能なのですが
そんな万能策、耳にしたことがありません。

『不正を働いてまでプレイすることに、価値や喜びがあるのか？
　ゲーム本来の楽しみ方から逸脱してはいないか？』
そういう尤もな意見が出てくる人は、違法行為を働く人間の本質を知らない、
あるいは闇の側面を覗いたことがない、穢れのない心が綺麗な人です。
是非ともその気持ちを大切にしてほしいものです。

お金は人の心を狂わせます。時は金なりという言葉もあります。
それらの損得を己の秤にかけた結果、誘惑に負けてしまう人がいます。
私は公僕でも何でもないので不正者を糾弾するつもりはありません。
ただ、そういった一部の醜い一面だけを捉えて、そこだけを判断材料にして
そのゲーム全てを一括りに否定することは遠慮してほしいと思うんです。

不正の温床になりやすい環境下にあることは事実です。
しかし、中にはそのゲームが大好きな人もいるんです。
一番の被害者が、そういった純粋に楽しんでいる人たちであり、
騒動の最中や普段の日常の中で自分の好きなものを貶されると
大変悲しい思いをするものです。

あれが嫌い、これが嫌いと自分の意見を発言するのは自由ですが、
その言葉が誰かを傷つける凶器になりはしないか、
もう一度よく考えて、責任をもって発してほしいと願います。

ネットゲーム。ギャンブル。酒や煙草。服や化粧品。車やバイク。読書や映画。
趣味嗜好品に時間やお金を割くのは何でも同じです。
『俺が好きなものは許せるが、俺が嫌いなものは許せない。
　お前が好きなそんなものに、時間と金をかけるのは無駄。迷惑。』
という一方的な主張が摩擦を生むのは当然です。
それでは議論にならないし、問題解決の糸口すら掴めません。
大切なのは、問題の争点は何か。焦点をどこに向けるか。相手を見誤らないことです。

この度はドラクエ10が炎上する騒ぎになりましたが
ツールを用いた違法行為は、何もこのゲームだけに留まることではありません。
法を強化しようが何をしようが、違法行為を無くすことは不可能なので今は考えません。
法を強化して違法行為が撲滅できるなら、違法ドラッグも殺人もとっくに消えているはずですし。
わかりやすいところに焦点を向けてみます。
不正者以外のもうひとつの問題の争点は、運営がどこまで問題を認識していたのか。
違法行為を今まで全く知らなかったのか。あるいは、知っていて黙認し続けてきたのか。
これは利用者からの信用問題に直結する内容なので、とても重要になってきます。
未成年だろうが何だろうが、犯罪は犯罪。
納得のいくような誠意ある対応をしてほしいと、利用者の皆さんは強く願っていると思います。

今回のような事件は、数ある不正事案の氷山の一角に過ぎませんが
企業の名前が世界的にも有名なだけに、特に話題に挙がりやすいのでしょうね。
渦中のネトゲ民だけでなく、チート行為が蔓延っているブラゲ業界のブラゲ民も
私含めて注目していきたい案件でした。
一度アカウントをBANしたら、永久BANでいいと私は考えるんですよね。
お世話になっております俺タワーの運営様方には、対岸の火事として傍観するのではなく
我が身のことと案じて今後の指針に役立ててほしいと思います。

しかし今回は、BANしたところで…という気もするんですよね…。
放置されていた期間が長すぎる。
この先も何かが変わることってないのかなあ…。
やったもん勝ちってのは気分が悪くなりますね。
しかし、ニコ生から顔が割れていて画像を拡散されるというのも怖いものです。
逆にいえば、ネットにはモラルの欠片もない常識すら通用しない場所もあるので
未成年者にはネットの怖い一面というものを理解してほしいです。


さて、依然として沈黙を続けている御城も
とっくに後がないので早急に動きを見せてもらいたいものです。
そっちはまた別問題なんだけど、本当にいい評判を聞かないですねえ…。

客を客として見ていない、それに併せ、ゲームですらない「ゲー無」を提供する
劣悪な運営・開発というのはクリエイターの風上にも置けないと思いますが、
サービスは休止するが返金はしない、再開日程のアナウンスはしない、
公式コミュ等での対応も粗雑と、もう救いようのないコンテンツが
この世に今もなお存在していることに不気味さすら感じます。
商業でそれは駄目でしょう。一定のけじめと対応は最低限しなきゃ。
企業と客の信頼関係って、それが肝心じゃないですか。

信頼を得るのは大変だが、失うのは容易く、取り戻すのは難しい。
いい見本が並んでいます。反面教師にしましょう。
あれに比べたら、世の同人のほうが遊びをクリエイトしていると思う。


※ドラクエ10の騒動は、個人のプライバシーの侵害に触れるおそれがあるので
　こちらではまとめません。ご了承ください。

ナナセとメイは、いつも一緒にいるコンビというイメージ。
というわけでナナセです。一応仮完成。
私のプレイデータでは、ナナセはレイドボスで輝いていました。