デビルサバイバー(通称デビサバ)シリーズにおける
「HP＆MPの計算式」というのは、従来の女神転生シリーズとは少し異なり
その最も大きな違いとなる要素が、補正となる「倍率」なんですよね。
この「倍率」はHPとMPの両方に存在し、
「HP倍率」と「MP倍率」は、味方キャラクターと全悪魔に
それぞれ個別に設定されています。
外伝的な意味合いを含む「女神異聞録」系統とは別シリーズとなる
「真・女神転生Ⅳ」では、各悪魔ごとにバランス・パワー・マジックという
それぞれ３つのタイプが設けられており、基本となる計算式で求めた値に
タイプごとに設定された倍率が乗算される仕組みです。
1であったり、1以下の小数であったりです。
デビサバはこの個別設定された倍率を調べるのが面白いです。
２のトリアングルム編に登場するキャラクターの倍率は、
アル・サダク(憂う者) HP*8.0 MP*4.0
峰津院都 HP*6.0 MP*3.3 となっており、
サダクの倍率は、魔王ルシファー同等の高倍率であることがわかります。
私はデビサバの攻略本を読んだことがないので
正確な悪魔の倍率に関する情報が、書籍に明記されているかは存じませんが
元となる計算式自体は簡単なので、表計算ソフトでセル内に数式入力すれば
倍率を求めること自体は難しくありません。
・ＨＰ＝（Ｌｖ＋体）×倍率
・ＭＰ＝（Ｌｖ＋魔）×倍率
これがデビサバのHP＆MP計算式となります。
◆例
・天使メタトロン Lv74 HP768 MP200 力24 魔26 体22 速18 HP倍率8.0 MP倍率2.0
・堕天使サタン Lv99 HP882 MP292 力32 魔28 体27 速28 HP倍率7.0 MP倍率2.3
こうやって数式にあてはめていくと、面白い発見があったりするんですよね。
それが以下の悪魔になります。
・妖獣ガルム Lv25 HP295 MP48 力15 魔5 体10 速11 HP倍率8.45 MP倍率1.6
小数点以下の扱いをどうするかで倍率に若干の誤差が生じるので
実際のところはHP倍率8.43か8.44が正しい数値だと思いますが
注目すべきはそのHP倍率の高さなんですよね。
めちゃくちゃ高いんです。この倍率に並ぶ悪魔は中々いないです。
設定ミスかと思うほどの高さですが、このガルムのスキルがまた面白いんです。
【コマンドスキル】暴れまくり
【自動効果スキル】三分の活泉、反撃(Lv27)
デフォルトで「三分の活泉」を覚えているんですよね。
つまり、HPの値が1.3倍の383になります。
そのレベル帯では比較的高いHPであることに違いありません。
しかし、元のHP倍率がトップクラスなので
もしもガルムを使い続けてLvを上げていった場合
三分の活泉が死にスキルとなる可能性が生まれます。
魔法よりも物理寄りの性能なので物理特化のスキルを継承させたいところですが
既に「反撃」が習得予定に入っているので
三分の活泉と反撃は外すことができず
継承できる自動効果スキルは、実質ひとつだけとなります。
物理タイプとして恵まれたHPとパラメータを持つものの、
長く使い続けるのは少々難しい。絶妙なバランス加減だと思いました。
「騎士の精神」等で、かばい役にすることもできますね。
このバランス加減に気づいたとき、とても感動したのでこうして記事にしてみました。
周りでこんなマニアックな話をしてる人なんて誰もいないので
せめて自分のブログくらいはね、好きに語ってもいいかなーって思った次第なので
大目に見てほしいです。ではでは。
ああ、この性能だったら、RTAで使われるかもしれないなって、今思いました。
まあ弱点ふたつ抱えてるので、どうするかにもよりますけど。
あのゲームは千烈突きが強いといいますか、物理が強力なところがあるので
物理特化ユニットを用意するならガルムも道中の候補にはなるんじゃないでしょうか。
あとは、デビサバスキルの全門耐性や真・全門耐性を
男同士のお尻の情事に置き換えて考える子が私の身近にいるんですけど
まあその子はアニメから入った子なんですけどね、もうほんといい加減にしなさいというか
あのアニメーションが生み出した罪は重いと思いますね。本当に。
発売されて初めて遊んでいたときって、そういうホモホモしい雰囲気とか
全く感じなかったんですけどね。むしろ１からの進化を感じられて面白かったんです。
イトケンさんのサウンドも良かったですし。
それがアニメの影響でアッーなことになっちゃってね。本当にね。
それだけは私、今でも声を大にして言いたいくらい
アトラス史に残る腐祥事だと思うんですが
まあでもね、デビサバとペルソナがライト層とホモの受け皿となってね
そこでデビルサマナーや女神転生への流出を防ぐ壁になってくれていると思うと
まだ前向きに物事を考えることができるってものですよ。
私はデビサバ２よりも断然１のほうが好きなので
そちらの汚染が避けられている限り、私の精神の安定も保障されるのでまだまだ安泰です。
デビサバの１は本当に素晴らしい作品だと、私は後世に伝えていきます(決意)
だって、発売されたのが2009年ですよ。
まだ11年の大震災が起こる前の段階で、閉鎖され混乱した都会で生き抜くために
ときに奪い合い、助け合い、そんな生なましい物語をよく描けたなあと感嘆します。
実際に震災のときも美談だけではなく、物資を奪う話もありましたから。
実に現実味ある展開が盛り込まれているのが興味をそそられて大変良かったですね。
悪魔ごとの制限もデビチルのキングクラスとかを彷彿とさせる仕組みで面白かったです。
いやほんと、１は名作でした。今度こそではでは。